麦茶にはカフェインが入っていないので、刺激が少ない飲み物とされ、小さな子供でも飲むことができます。
夏の定番飲み物の麦茶ですが、夏だけの飲み物にするにはもったいない!年中飲んでも問題ありません。
そして、麦茶にはベビー用がありますが普通の麦茶との違いはどこにあるのか気になります。
この記事では、麦茶のベビー用と普通の麦茶の違いや、何歳から飲ませてもいいのか、便秘で困る赤ちゃんにも向いていて、離乳食にもできることをご紹介します。
麦茶のベビー用と普通の麦茶の違いは?
麦茶にはベビー用の麦茶がありますが、もともと麦茶にはカフェインは含まれていないのにベビー用は何が違うのでしょうか。
麦茶のベビー用と普通の麦茶との違いは、原材料は同じだけどベビー用の方が苦みが少なく優しい風味になっています。
そして、麦茶の色をくらべてみてもベビー用が色が薄いので味も薄味でマイルドな味わいになっているものが多いんです。
赤ちゃんにとっては大人が飲む麦茶は味が濃いということですね。
また、麦茶でベビー用のパッケージを見てみると、「乳児用食品」という記載がある麦茶があります。
乳児用食品とは、食品中の放射性物質が一般食品よりも低い基準値であることがクリアーできている食品のこと。
乳児用食品の基準値は厚生労働省より定められています。(基準値:一般食品が100ベクレル/kgに対して乳児用食品が50ベクレル/kg)
麦茶のベビー用に乳児用食品の記載があればより安心できますが、必ずしも麦茶はベビー用でないといけないこともありません。
赤ちゃんに大人用の麦茶を飲ませる時は2~4倍に薄めて飲ませても大丈夫です。
麦茶は何歳から飲ませてもいいの?
麦茶はノンカフェインで刺激が少なく幅広い年齢で飲むことができます。
また、麦茶にはベビー用もありますが何歳から飲ませていいものでしょうか。
乳児用食品の麦茶もあってベビー用や赤ちゃんの、というネーミングの麦茶は生後1ヶ月から飲んでもいいことになっています。
だからといって、生後1ヶ月過ぎたら麦茶を飲ませないといけない、ということではありません。
と、いうのは、赤ちゃんの離乳食を開始する頃の生後5~6か月頃まではあえて麦茶を飲ませる必要はないんです。
赤ちゃんの離乳食までは母乳かミルクで水分と栄養の補給ができているので、母乳やミルク以外の水分を与える必要はありません。
ただし、生後1ヶ月以降で離乳食前の頃に麦茶を飲ませるのはダメということではなく、無理に飲ませる必要はないという意味です。
赤ちゃんが母乳やミルクを飲まないという時期があれば、水分補給として麦茶を飲ませてあげてくださいね。
麦茶は便秘で困る赤ちゃんにもいい!
赤ちゃんが離乳食を開始すると便秘が始まったという場合もあります。
離乳食に慣れる時期は赤ちゃんの腸の機能が未熟であったり、母乳やミルクの飲み方が落ちる時があって便の水分量が不足して便秘につながります。
また、離乳食の初期では消化のよい便になりにくいものを与えることが多いので、便のかさ自体が少なくて便秘になる可能性もあります。
そんな、便秘で困る赤ちゃんには母乳以外の水分補給をしてあげると便秘が改善されることもあります。
実際に生後5ヶ月の便秘に困る赤ちゃんが麦茶を飲むようになってからは、うんちの回数が増えた、という話もありますよ。
麦茶はゼリーにして離乳食にできる!
赤ちゃんが水分をなかなか飲んでくれないということもありますが、そんな場合は離乳食期であれば麦茶をゼリーにして離乳食として与えることもできます。
ただし、麦茶をゼリーにする為の材料によって離乳食期の赤ちゃんに与える時期が違いますのでご紹介します。
ゼラチンの場合
ゼリーを手作りするといえば粉ゼラチンを使うことが多いのではないでしょうか。
ゼラチンの原材料は牛や豚の骨や皮の動物性のものを使用しています。
消化吸収が未熟である赤ちゃんにはアレルギーなどの負担が大きいので、離乳食後期まではNG。
また、離乳食完了期もあまりおすすめできませんが様子をみながら一口ずつとかで試してみてください。
寒天
寒天でもゼリーを作ることは可能ですが、原材料が海藻のてんぐさですので、離乳食後期からなら使用OKです。
片栗粉
水溶き片栗粉で麦茶にとろみをつけてゼリーっぽくすれば、離乳食初期から与えることができます。
ちなみに、麦茶をゼリーにして離乳食として作る場合は、アイラップに麦茶ゼリー液を入れて冷やし固めれば、アイラップの端をハサミで切ってそのまま器に絞りだすと洗い物が少なくて楽ですよ。
◆アイラップは離乳食作りに使える便利アイテム・・・こちらの記事もご覧ください!
少しゆるめの麦茶ゼリー
麦茶パック1個
お湯(80℃以上)500cc
粉ゼラチン1袋
砂糖大さじ21麦茶パックとお湯で麦茶を作る(濃いめがおすすめだけど、濃さは調整してください)
2麦茶200ccと砂糖・粉ゼラチンを合わせてかき混ぜる
3容器にかぶせたアイラップに2と残りの麦茶をいれてよく混ぜる
3のアイラップの口を縛って冷蔵庫で冷やし固める
麦茶は赤ちゃんでも飲める安心な飲み物! -まとめ-
麦茶はノンカフェインで刺激が少ないので生後1ヶ月以降の赤ちゃんでも飲むことができます。
そして、生後1ヶ月以降で離乳食開始する間は無理に麦茶を与えなくてもよくて、離乳食を開始したら必要に応じて麦茶を飲ませてくださいね。
麦茶にはベビー用があって普通の麦茶との違いは濃さにあります。
赤ちゃんにとって濃い麦茶は苦いものなので、普通の麦茶を2~4倍に薄めるのもアリです。
ただし、麦茶の原材料は大麦でアレルギーの原因になることがあります。
また、大麦は小麦アレルギーと直接的な関係はないので、それほど心配しなくても問題ないですが、小麦アレルギーの場合でも麦類全般を除去しないといけないことがあります。
念のために、赤ちゃんに初めて麦茶を飲ませる時には、何かあったときに対応できるように少しずつ飲ませてみてください。
◆麦茶で胸焼けや頭痛が起こることがある?!・・・こちらの記事もご覧ください!
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