牛乳は紙パックか瓶に入ったものが売られていますが、一度開けると横に倒せない、持ち歩きできないなど不便を感じる時がありませんか?
そこで、牛乳を家にあるペットボトルに入れ替えてみよう!なんてひらめいたものの、問題ないのかちょっと心配になります。
この記事では、
- 牛乳をペットボトルに入れ替えるのは問題ないのか
- 牛乳をペットボトルに入れて海外では売られていること
- 牛乳をペットボトルに入れてバターを作る方法
- 牛乳を持ち歩きたい場合
をご紹介します。
牛乳をペットボトルに入れ替えるのは問題ない?
パックの牛乳を開けると横に倒すことができないのが少し不便ですよね。
牛乳を家にあるペットボトルに入れると、冷蔵庫内の収納がすっきりするのになぁと思うことがあります。
それに、牛乳って持ち運びができませんので、牛乳をペットボトルに入れ替えると持ち運びもできますね。
牛乳をペットボトルに入れ替えることで気になるのは、衛生的な点です。
牛乳は開封したら雑菌に触れやすく、痛みやすいので、入れ替えるペットボトルが消毒されていないといけません。
ペットボトルの内側が無菌状態でなければいけませんので、ちょっと難しいですね。
それでも牛乳をペットボトルに入れ替えたい場合は、冷蔵庫で2.3日または、できるだけ早く消費しないといけないです。
しかも、そのペットボトルに口をつけて飲みたいのであれば、一度口をつけたら何万個単位での細菌が牛乳に入ってしまうのですぐに飲み干さないといけません。
また、日本では牛乳をペットボトルに入れて製造することが認められていませんでした。
牛乳は栄養価が高く、雑菌などが入ると傷みやすいため、常温で持ち運ぶ可能性のあるペットボトル入りの牛乳は衛生上良くなかったんですね。
でも、2007年10月「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」の改正により、特性に注意することを条件に認められました。
ですので、自己責任であっても、牛乳をペットボトルに入れ替えするのはあまりおすすめできません。
牛乳がペットボトルで販売されているのは海外が多い!
日本以外の海外では、牛乳がペットボトル入りで売られています。
日本では禁止されている牛乳のペットボトル入りが海外では普通なんて、なぜそこまで扱いが違うのでしょうか。
日本では、牛乳といえば紙パック入りで1リットル入りが一般的です。
一方、アメリカだと1ガロン(=4リットル)入りの牛乳がスーパーで買えるんです。
これは、食文化の違いで、欧米であればパンやシリアルを食べることが多いので、牛乳の消費量が多く、1ガロンの牛乳もすぐに飲み切れることにあります。
牛乳はすぐに飲み切るなら衛生面の問題もなく、大容量で販売しても問題ないんですね。
また、海外ではロングライフ牛乳といわれる、賞味期限の長い牛乳が多く、ペットボトルで販売しても問題がないんです。
でも、牛乳のペットボトルはジュースなどのペットボトルとは違った専用のものでないといけないそうです。
日本でもロングライフ牛乳はみかけますが、まだあまり知られていないかもしれませんが
広まってくると、
日本でもペットボトル入りの牛乳が販売されるようになる日がくるかもしれません。
牛乳をペットボトルに入れてバターを作れる?
生クリームをペットボトルに入れて振り続けると、バターができるというのはご存知の人も多いでしょうね。
では、牛乳をペットボトルに入れて同じようにバターを作ることはできるでしょうか?
スーパーで売られている牛乳はノンホモジナイズド牛乳という種類で、バターを作ることはできません。
ホモ牛乳という種類であれば、バターを作ることは可能ですが、入手が難しいと思われます。
そこで、生クリームと牛乳の両方でバターを作る方法をご紹介します。
500mlのペットボトルを用意して、よくすすいで乾かしておきます。
直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておいた成分無調整牛乳と生クリームを100mlずつペットボトルに入れて蓋をし、ひたすら振るだけです。
ペットボトルに牛乳と生クリームを入れすぎると、混ぜにくくなり、出来上がるまで時間がかかるので、量は守った方がいいですよ。
出来上がったら、お好みで塩を入れて、パンなどにつけると出来立てのバターが食べられます!
おやつの時間にお子さんと一緒にバターを作って、ホットケーキにつけて食べるのも楽しそうですね。
一度お試しください!
牛乳を持ち歩きたいけど方法はある?
牛乳が好きな人は、牛乳を持ち歩きたいと思うことはあると思います。
カフェオレを家で作って水筒やなどに入れたいなぁとか思っても、水筒の取り扱い説明書には牛乳をいれるのはダメと書かれていますよね。
その理由は、
- 温度を一定に保つことができないので、牛乳が傷む可能性がある
- 雑菌が入りやすいので、牛乳が傷みやすい
- 牛乳の変質によりステンレスが傷みやすい
- パッキンにカビが生えやすい
など、いろんな問題があります。
牛乳は傷みやすい飲み物で、牛乳に書かれている賞味期限は開封しない状態で美味しく飲める期間です。
開封すると、雑菌が入りやすいので2、3日で飲み切るように推奨しているメーカーが多いんです。
だから、水筒に牛乳を入れると雑菌が入りやすいですので、水筒も傷める可能性が高くて、使うたびに念入りに洗わないといけないので手間が多いですよ。
牛乳を水筒に入れると、水筒にも人の体にも良くないことばかりなので、おすすめできませんね。
どうしても牛乳を外で飲みたい場合は、コンビニで小さいパックの牛乳を買って飲むのが安心、安全です。
牛乳がペットボトルで持ち歩きできる時がくる?! -まとめ-
牛乳は私たちが思っている以上に雑菌が付きやすく、傷みやすい飲み物です。
紙パックの牛乳だと、開封後は冷蔵庫内で倒して保存できないとか、持ち歩きができないとか不便な点があります。
ですが、牛乳が紙パックに入っているのは安全に牛乳を飲むことができるように考えられたことなんですね。
そういえば、海外ではペットボトル入りの牛乳を見たことがあるのに、日本では見かけないのは、法律で牛乳をペットボトルに入れて販売するのを禁止しているから。
日本と欧米では、食文化の違いにより牛乳の消費量が格段に違うのです。
そして、牛乳をペットボトルに入れ替えたり、牛乳を水筒に入れて持ち歩きするのは衛生上おすすめできることではありません。
日本でもロングライフ牛乳という、保存のきく牛乳が出回ってくるようになりました。
外国と同じようにペットボトル入りの牛乳が販売されるようになるといいんですが、販売するまでに解決しなければいけないことが多いようです。
いつかペットボトル入りの牛乳を買える日がくるといいですね。
コメント
牛乳をペットボトル容器に入れて販売することは禁止されていないはずです。
2007年に法律が改正されて販売自体は禁止されていないはずです。
ただ、ペットボトル容器で販売することは今の日本では様々な理由から難しいという状態だと思います。
K様
おはようございます。記事を読んでくださってありがとうございます。
再度調べたところ、おっしゃる通りでした。
誤解するような書き方だったので修正させていただきました。ありがとうございました。