熱中症にはいろんな症状があってめまいやふらつきなどの熱中症の初期症状に気付いたら休むべきです。
そうはいっても、自分が熱中症にかかっているとわからない時もあるし、熱で意識が朦朧として自分の状態を判断できないまま意識を失う場合があり危険!
この記事では、熱中症で寒気がある場合の危険度や頭痛い時の対処法、めまいが長引く場合、熱中症になった時の楽になる方法をご紹介します。
熱中症で寒気がある場合の危険度は?
熱中症が発症したとき、様々な症状が出ると熱中症と判断できずに風邪なのかも?と思うことがあるようです。
そして、熱中症で寒気がある場合なんていうのは、熱中症の症状だと思い当たらないかもしれませんね。
熱中症には重症度の度合いが1度~3度に分類されていて寒気がする場合は2度に当たります。
熱中症の重症度
- 1度・・・軽症:応急処置後、症状が治らなければ病院へ。
めまい、たちくらみ、吐き気、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、こむら返り
- 2度・・・中度の症状:応急処置後すぐに病院へ。
寒気、頭痛、嘔吐、だるさ、脱力感、集中力や判断力の低下
- 3度・・・重症:すぐに救急車を呼んでから応急処置。
高熱、意識や反応が低下する、全身がけいれんする
1度はその場で対応可能、2度は病院の受診が必要、3度は採血などの検査を行い、場合によって入院の必要あり、という分類がされています。
熱中症で寒気がある場合はその場の処置だけで終わらせる事が難しい中度の重い症状となっています。
一旦、熱を下げるなどの応急処置を施してから、病院に連れて行くようにしましょう。
熱中症で頭痛いときの対処法!
熱中症で頭痛い時はさきほどご紹介した熱中症の重症度でいうと寒気がする場合と同じ2度に当たります。
熱中症で頭痛い場合は、通常の頭痛とは違い頭痛薬は効きません。
熱中症の頭痛は水分と塩分の補給が一番重要となりますので、頭痛がして薬を飲んでも効かない場合は熱中症を疑ってもいいでしょう。
熱中症で頭痛いことがある原因は、
熱中症になる(体に熱がこもって体温が上がる)
↓
血液中に炎症物質が増える
↓
頭痛が起こる
ということですので、熱中症で頭痛い対処は、根本的な原因の熱中症を治さないかぎり頭痛が治まることはありません。
熱中症で頭痛い場合の対処法は、涼しい場所でゆっくり休んで水分と塩分補給をするだけでも症状が良くなる場合もあります。
でも、熱中症の頭痛やだるさはしばらく続くこともあるんです。
熱中症の症状が続いている間は、身体が熱中症に弱い状態なので、無理をして再び熱中症にならないように気を付けてくださいね。
熱中症の時の水分補給は経口補水液があれば安心ですねー。
熱中症でめまいが長引くこともある!
熱中症の初期症状としてめまいや立ちくらみ、一時的な失神の症状もあります。
炎天下や暑い室内での長時間労働やスポーツなどによって体内に熱がこもり、脳への血流が減ると脳の温度が上がってめまいなどが起こります。
こんな時は、顔面から血の気が失せ、呼吸の回数が増え、脈は速くなり唇がしびれるといった症状も出てきます。
熱中症でめまいの症状はまだ軽度ですが、万が一ひどくなって重症になってしまった場合、幸い命が助かっても後遺症に悩む人が多いんです。
一旦、人の体の深部体温が40℃を超えると全身の臓器が傷害を受けて、元には戻らなくなります。
そうなると、熱中症の後遺症としてめまいが長引いたりうまく歩けないなどの小脳の異常や、手が震えたり筋肉がこわばって動かない症状があったり・・・
私も経験がありますが、熱中症でめまいが長引くと気持ち悪くなって横にならないと楽になりません。
ずっと横になりっぱなしだと何も出来ないので困りますよね。
また、記憶力の低下や腎機能障害に苦しむ場合もあり、日常生活に不便がでてきます。
熱中症を甘く見ていると後々後悔することも出てくるので、気を付けましょう。
熱中症の時に楽になる方法!
熱中症かも?と思った場合すぐに応急処置を行うことで楽になるし重症になることを予防することもできますね。
熱中症の時に楽になる方法をご紹介します。
まず涼しいところに移動して衣類をゆるめる
スポーツドリンクや経口補水液などの水分をできるだけ飲ませる(飲む)
氷などで体を冷やす
という、とにかく熱を下げる方法を行います。
風通しの良い日陰かクーラーの効いている部屋や車内があれば移動させて、衣類をゆるめると氷や水やうちわを使って熱を逃がします。
また、保冷剤などがあれば、太い血管のある首筋や両脇、足の付け根を冷やすと効果的です。
もし、皮膚が冷たかったり、震えている場合は乾いたタオルで皮膚マッサージをします。
顔面蒼白や脈が弱ければ足を高くして救急車を待ちます。
また、水分補給は飲めない場合は無理に飲ませないでくださいね。
ちなみに熱中症とは、体の中に熱の産生と熱の放出のバランスが崩れて高体温になって、体の不具合が生じた状態です。
人は暑くなると・・・
暑くなると自律神経の働きで皮膚の血管が拡張する
↓
体の表面の血流を多くして熱を放出する
↓
汗をかき、その汗が蒸発する
↓
体温が下がる
上記のメカニズムで熱を下げようとするところが、気温や湿度が高いと熱の放出がうまくいかずに高体温になりやすくなるんです。
また、汗をかくことで体内の水分とミネラルが奪われることになり、脱水症状が起きたり体内の塩分が現象します。
熱中症を発症したときの症状としては、大量の汗をかくとともに、様々な症状があります。
そして、さらに重症化すると高体温、意識障害、全身のけいれんが出現して、最悪の場合死に至ることもあるのです。
熱中症は症状によって危険度合いが違うので注意! -まとめ-
熱中症は暑くなり始めや急に暑くなって寒暖の差が大きくて、急な体温調節が追い付かない時などに起きやすく、
熱帯夜などで翌日が睡眠不足だったり、疲れが溜まっているときも注意しないといけません。
熱中症にはいろんな症状があって、その症状を重症度で1~3度で分類されています。
熱中症で寒気がある場合や頭痛い場合は2度の中度の症状にあたり割と危険な状態なんですよ。
暑くて寒気がある場合は風邪の症状と勘違いしたり、頭痛いからといって頭痛薬を飲む場合もありますが、勘違いとならないようにしておきたいですね。
また、熱中症を予防する方法として夏の暑さに対抗できる体づくりをするという方法があります。
日頃から運動やウォーキングなどで汗をかく習慣を身につけておいて夏の暑さに負けない体を作ってみるのもおすすめです。
◆熱中症の場合の水分補給は麦茶じゃダメなの?・・・こちらの記事もご覧ください!

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